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感染防止対策室

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屋外で活動する時は 『ダニ』 にご用心!

2014年4月15日

屋外で活動する機会も多くなる季節(4月から11月頃)は「ダニを介した感染」が多くなる時期でもあります。
そこで今回は「屋外におけるダニからの感染」について皆さんにお知らせしたいと思います。

野山でレジャー、田畑の仕事、山仕事をしてしばらく後、こんな症状がでたら・・

  • ・頭痛、寒気、感染痛があり高熱が!
  • ・体や手足に「赤い発疹」が出た!
  • ・手足や頭などに「刺されたあと」が!

「つつが虫病」 「日本紅斑熱」 かもしれません

速やかに医療機関を受診しましょう!

皮膚に食いついているマダニを発見した時は無理に引き剥がさず、医療機関に受診・相談してください。

「つつが虫病」・「日本紅斑熱」・「SFTS:重症熱性血小板減少症候群」はダニに咬まれて感染します

  • ・すべてのダニが病原体(細菌)を持っているわけではありません
  • ・咬まれてから直ぐに症状が出るわけではありません
症状が出るまでの潜伏期間
つつが虫病 10日から14日
日本紅斑熱 2日から8日
SFTS:重症熱性血小板減少症候群 6日から14日

こんな所に生息しています

広島県内の発生状況

つつが虫病の発生状況

日本紅斑熱の発生状況

予防方法

  • ・長そで、長ズボンなど肌をなるべく出さない服装をする(すそは中に入れ込む)
  • ・足下や袖口などに防虫スプレーを噴霧する(防止効果は限定的です)
  • ・帰宅後は服をよくはたき、入浴して身体をよく洗う(服は放置せず洗濯する)

<引用参考資料>

  • ・広島県立総合技術研究所 保健環境センター
     :「野外で活動する時にはダニにご用心!」より引用
  • ・国立感染症研究所
     :「マダニ対策、今できること」より引用
  • ・山口県感染症情報センター
     :「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」より引用

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