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感染防止対策室

ニュース・お知らせ

感染性胃腸炎(ノロウイルス)の感染対策について

2012年12月15日

皆さんもご存知と思いますが、今年は例年に比べ感染性胃腸炎(ノロウイルス感染)の大流行が心配されています。

流行期

最近は一年を通じて発生が確認されますが、通常11月頃から増加しはじめ、12月~3月が発生のピークになります。

広島県における感染性胃腸炎の週別発生状況(定点把握:過去5年平均比較)

県立総合技術研究所 保健環境センターHP(2012.12.11)より

好初年齢・主な症状

乳幼児から成人・高齢者まで年齢に関係なく感染しますが、集団生活の時間が多い小児(託児・保育園・幼稚園・小学校・中学校など)から感染が家庭に持ち込まれ、感染が広がるケースが多いと思われます。
吐き気や嘔吐、下痢が主な症状です。症状の継続は3日程度と短いですが、乳幼児や高齢者では脱水症などにより重症化することもありますので、疑わしい時は早期に受診されることをお勧めします。

感染対策

ノロウイルスは感染したヒトの嘔吐物や便の中にウイルスが存在しているため、特にこれらの適切な処理と手洗いが重要です。症状が出ているヒトはもちろん、予防の基本として外出先や家庭でも日頃から、「食事(調理)のまえ」「トイレのあと」には石鹸を使った手洗いを心がけましょう。また、外出先や集団生活では手拭きタオルの共有を避けることも重要です。

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