臨床研究検査科

当科の特色

当科の特色

当科は昭和63年、中四国でもまだ珍しかった自動搬送ラインを導入しました。一本の検体搬送ラインに複数台の自動分析機を接続し、全体を一台の自動分析機として測定や管理を行うDACS(Differential-order Adaptive Conveyer System)です。現在使用中のものは4代目になり、外来受診患者様への待ち時間短縮サービスや早期診断の一助として活躍しています。
また平成9年、院内オーダリングシステムの導入に伴い、検査情報システム(LIS)を広島県内システム会社と共同開発し、当院の運用に合わせたLISを作り、現在も各種システム(検体検査システム、輸血システム、細菌システム、試薬管理システム、地域連携システム)が稼働し、精度の良い正確な結果を迅速に報告することに貢献しています。
生理検査では、検査で得られた患者様の種々のデータを,生理検査システム(2021年更新)で管理し,診断や治療に必要な精度の高いデータとして各診療科に提供する事を目的として業務を行っています。

検査データの保障

臨床検査の肝は検査結果が正確に測定されているかにあります。当科ではこのため外部調査の精度管理(検査結果を正しく出しているかの調査)や内部の精度管理など様々な手法で検査結果の正確さを検定しており、日本医師会・日本臨床検査学会・広島県医師会サーベイなど毎回高得点を取得し、(一般社団法人)日本臨床衛生検査技師会が認証する精度保証施設にも認定されています。

この部屋では、医学の新しい分野に向けての研究・実験を行っています。

心電図、肺機能、脳波など、ヒトが生活する中で基本となる機能の検査調査を行います。

血液検査、尿検査を行います。

血液の血清部分を用いて化学的物質を測定したり、様々なアレルギーの検査も行っています。

食中毒(病原性大腸菌O-157など)の検査やインフルエンザウイルス等の検査を実施しています。