心臓血管外科

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腹部大動脈瘤を破裂させない

2010年4月 1日

▲図1

腹部大動脈瘤は無症状のため、検診などで偶発指摘されることが多いです。
破裂すると救命できるのは僅かに10~15%でしかないため、未破裂での診断・治療が重要です。
大動脈瘤が3~5cmでは大動脈瘤の拡張を抑えるように内服治療をしますが、基本的には内服治療では治りません。5cm以上など破裂リスクが増加すると手術治療を考慮します。

手術治療には人工血管置換術(図1)と、ステントグラフト内挿術があります。入院期間は約2週間で、術後10~20日目(リハビリに応じて)に退院となります。当院では、80歳以上の高齢者でも、まだまだ元気に生活を希望される方にできる限り支持できるよう治療をしています。

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